移動型ソーラー発電システムの開発
現在、移動型太陽光発電システムとしては、アフリカなどでの利用を中心として雨天が少なく、ローコストで作れることを前提に木製で設計し、広めてきました。
金属製の理由
雨天の多い日本で野外に利用するには不安に思われるケースがあったり、また防災時の支援等でもと利回りがしやすいように、2011年藤野電力発足当初にも施策していたアルミ製の移動型キットを相模原市SDGs連携推進補助金を利用して開発することになりました。
実際当初は木製版での防水加工も検討していましたが、やはり隙間への水漏れ対応が難しい点もあり、金属製に絞り、またSDGsパートナーの意見なども聴取させていただき、SDGsパートナーに設計施策を統括頂く形での開発を進めました。
緊急時の防災という側面で活用を
初期試作型の20Wパネルはデザイン面では細長く使いやすいのですが、電力量が少なく、また現在20Wの生産があまり一般的ではないこともあり、50wに変更。
また、試作型を作ってくれていたメーカーがすでに廃業していることもわかり、その技術を引き継いた会社さんとの相談を繰り返しました。タイヤのサイズや持ち運びの高さ。
シンプルに見えても色々考えることがあります。
そして今回、を色々試行錯誤した結果、今回のモデルのお披露目となりました。
今後、皆さんにもあちこちで見てもらい、細かい調整などもしながら、普段も利用できて緊急時は防災面でも充電ができるキットとして多くの方にDIYしてもらえるように利用していきたいと考えています。(事務局長 高橋靖典)
相模原市SDGs連携推進補助金(2025)
